Boys town Gang【君の瞳に恋してる】


80年代のディスコのフロアーを賑やかしたこのナンバー、皆さんご存知の「Boys Town Gang」の「Can’t take my eyes off you」邦題「君の瞳に恋してる」見た事のある人も多いでしょうが、このMVとにかく突っ込み所が多すぎで一度みると病みつきになってしまうドラッグのようなビデオなんです


まず、この見慣れない黒人女性ボーカルと明らかにゲイなフレディもどきの白人男性ダンサー、このブルゾンフォーメーションにまずやられます、そしてこのダンサーの振付けが想像を超えるダサさ!この単純な振りも合わせられない2人の笑顔、よく見るとボーカルの口も曲に合ってないし、ワンカメだし、スフィンクスいるし…
突っ込みどころ満載なボーイズタウンギャングってどんな人達?意外と知らないこの人達、気になるので調べてみました!

【ボーイズ・タウン・ギャング】
ボーカル・ 「シンシア・マンリー」(1980~81)・「ジャクソン・ムーア」(1981~84)
ダンサー・ 「トム・モーリー」「 ブルース・カールトン」の3人組のバンド?
1980年にサンフランシスコで結成、1981年「Remember Me/Ain’t No mountain High Enough」(Diana Ross)のカバー曲でデビュー

【ゲイカルチャー】
このサンフランシスコの土地と時代背景により「ボーイズ・タウン・ギャング」が誕生します

当時アメリカの中でもゲイカルチャーが発達していたサンフランシスコで、DJの「Bill・Motley」(ビル・モトリー)の企画で作られました、ビルはダンスミュージック専門のレーベル「Moby Dick」(モビー・ディック)の主幹で、当時まだ今ほどゲイが認められられていない反社会的な思想の中から企画物として生まれました


【フランキー・ヴァリ】
この曲のオリジナルは、1967年フォーシーズンズのボーカル「フランキー・ヴァリ」のヒット曲で全米2位を記録しています、そしてこのボーイズ・タウン・ギャングのカバーバージョンは全米ディスコチャート15位・全英チャート4位・日本ではオリコントップ10入りしていて、アメリカよりも日本やヨーロッパでの方がヒットしています

【数々のカバー】
ペットショップボーイズ・シーナイーストン・ローリンヒル・テンプテーションズ、日本では椎名林檎・MISA・ZARD・山下達郎など数々のアーティストがカバーした曲としても有名ですが、なんとキティちゃんもショーの中で披露したことがあるそうです

追記
後に「モビーディック」レーベルは1984年に主要社員10人中7人がAIDSになり閉鎖したそうです…