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【ミリ・ヴァニリ】80’S洋楽界最大のゴシップ・栄光と転落

ミリ・ヴァニリ(Milli Vanilli)
口パクで有名なミリ・ヴァニリ、1990年グラミー賞最優秀新人賞を受賞するが口パクがバレて剝奪される、当時インタビューで「受賞の瞬間は人生最悪の瞬間だった」と言っています。

そんなミリ・ヴァニリ、なぜ口パクがバレたのか?その後二人はどうなったのか?気になったので調べてみました。

ドイツ・ミュンヘン出身の「ロブ・ピラトゥス」「ファブリス・モーヴァン」のイケメン2人組ダンスラップユニット。

ボニーMのプロデューサー「フランク・フェーリアン」は1970年代にラップ&ダンスグループを企画していた、有能なシンガーを集めたフランクだが売れるためにはビジュアルが不足していると考えていた、そんな時ロブとファブリスの二人のイケメンに出会う。

このイケメン二人を影武者にし1988年にドイツでデビュー、この時に「この二人はあくまでもフロントマンです」と公言しておけば後々のトラブルは避けられたのだが、そのままデビューしアメリカへ渡り全米NO.1を3曲送り込み1990年には最悪の瞬間、グラミー最優秀新人賞を受賞する。

その後ロブとファブリスはプロモーターのフランクと対立、怒ったフランクは二人は口パクだと暴露し世紀の大騒動になり、賞は剝奪されレコードは廃盤、二人は芸能界を追放される。

その後「影武者」たちは【リアル・ミリ・ヴァニリ】としてデビュー、世間から好意的に受け止められヨーロッパで多少売れたようですがパッとしませんでした。

 

 

ロブとファブリスも【ロブ&ファブ】としてデビュー、こちらは当然まったく売れず二人の仲も険悪になり解散。

 

 

しばらくして何を思ったのかプロデューサーのフランクは、再度口パク二人を【ミリ・ヴァニリ】として再デビューさせようと動き出します、しかしロブはアルコールとドラッグに溺れ強盗事件まで起こし3ヶ月刑務所に服役。
フランクはロブの社会復帰に力を貸すが復帰のプロモーションツアーの前日にオーバードーズで亡くなってしまいます。

2003年に残ったファブリスはソロで再デビューします、アルバム「Love Revolution」の中には亡くなったロブに捧げる「It’s Your Life」が収録されています。

2007年にはこの波乱万丈な二人を題材にした映画の製作が発表されますがその後何も情報は伝わってきません。

グラミー賞剝奪当時二人の年齢は20歳と22歳、デビューは2年前なので18歳と20歳、右も左も分からない若者達です、売れるために作られた商業音楽の犠牲者とも言えます。

 

 

追記
ちなみに「口パク」は英語で「lip-sync」と言うそうです。

1番好きなアーティスト?

よくお客さんに「1番好きなアーティストは誰ですか?」と聞かれますが、いつも答えられなくて困っています…

この話題、スパッと答える人もいます「ローリングストーンズ」「ボンジョビ」とか、自分はなかなか1つのアーティストに決められません。
なので、いつも方向性はブラックミュージックでソウルとかファンクが好きですと言っています。好きな食べ物もそうですが、何か一つ答えられる人って凄いですね!

 

以前世界で一番好きな食べ物は?って聞いた中で一番印象に残っている答えは「ししとう」でした…
 
「ししとう」って…世界で一番好きな食べ物ですよ!ししとうはないでしょ!
他に「きゅうり」もいました、この人は誕生日にりっぱな箱に入ったまっすぐで大きなきゅうりをもらって、大変喜んでいた姿がなんだかシュールだったのを覚えています。

 

そう、話は1番好きなアーティストですよね。
お客さんに答えはなくても何か聞かせてよ!って言われた時にパッと思い浮かべるアーティストが何人かいて、その中に必ずいるアーティストがいます、それは【Bootsy・collins(ブーツィー・コリンズ)】です!
 

何ででしょうか?たぶんあの強烈な個性が忘れられず頭の片隅に残っているのでしょう、間違いなく大好きなアーティストの一人ですが自信もってこの人が一番ですとは言えません、基本好きなのはBlack Music「SOUL」「FUNK」なのでブーツィーは外せませんが他にもいっぱいいますからね、あの★メガネのせいだ・・・

 

強烈なベースが大好きなアーティスト「Bootsy」について調べてみました。

ブーツィー・コリンズWilliam “Bootsy” Collins)
本名 ウィリアム ・コリンズ  William Collins、

1951年10月26日 オハイオ州シンシナティー生まれ
「ブーツィー」のあだ名は幼少期に母親が付けた。1930年台半ばのアムステルダム ニュース紙の一コマ漫画の主人公の名前が「ブーツィー」

 

テレビと漫画が大好きな子で、8歳の頃からお兄さんの影響でギターを弾き始め、14歳から地元でスタジオミュージシャンとして活動を開始。

 

1970年にジェイムスブラウンのバックバンドの1人が待遇改善でストライキを起こし、急遽ベーシストとして参加、リハーサルなしで難なくこなしそのまま1971年までJB’Sとして活躍、ブーツィーの参加でリズム隊の中でもベースが前に出てこの当時「セックスマシーン」「スーパー・バッド」「ソウル・パワー」など大ヒット曲を生み出す。

 

 

JBに気に入られてたブーツィーだが、LSDの幻覚で本番中にステージを降りJBに解任され、本来やりたかったサイケデリックなロックへ進む。

 

 

その後Pファンクの総帥ジョージクリントンに誘われ「ファンカデリック」「パーラメント」に参加するが音楽性などが合わずに距離を置きつつ自らのバンドで活動、1976年に「ブーツィーズ・ラバー・バンド」を結成、この時にブーツィーの代名詞でもある星型サングラスに星型の白いベース(スペース・ベース)を弾きキャラクターを確立させる。

 

 

80年台半ばになると、セッション・ベーシストとして活躍して、色々なアーティストとコラボしたりプロデュースなどを手掛けています。
「キース・リチャーズ」「スヌープ・ドギー・ドック」「ディー・ライト」などに参加

 

 
 

1980年「ZAPP」のデビューアルバムのプロデュースもブーツィー。

 

 

1997年「パーラメント・ファンカデリック」のメンバーとしてロックの殿堂入りを果たす。

 
 

そして2019年1月に自身のFacebookでライブ活動の休止を宣言しました、耳と右手に負担が掛かっているため医者にライブ活動を中止するよう勧められたのが原因です。
これからはレコーディングと新人の発掘育成に専念するそうです。

 

【TOTO】名前の由来、諸説あり…

よくお客様でTOTOが流れると、TOTOの名前の由来はメンバーが日本に来た時にトイレで見つけて「おっ!いいな!」て気に入って付けた名前なんだぜ!と言っている人が多いですが、それについて反論する人もいて諸説ありな状態です。
気になったので調べてみました、3つの説があるようです。

①上の便器説

②元メンバーの本名から取った説

③オズの魔法使いの犬の名前説

①当時「TOTO」は日本先行で人気があったので「ミュージックライフ」のインタビューで答えた日本のファンへのジョーク混じりのリップサービスのようです。

②元メンバーの「ボビー・キンボール」の本名が「ロバート・トトース」なのでそこから取った、と言っていますがそれもジョークで実際の本名はトトースではないそうです。

③オズの魔法使いに出てくる犬の名前が「TOTO」
当時デモテープを作っていた際にオズの魔法使いを見たばかりだったジェフが、テープを判別できるようテープに「TOTO」と書いたのが始まりで、後にデヴィッド・ハンゲイトが意味を調べたところ「TOTO」はラテン語で「全て」や「網羅的」などの意味があり、色々なジャンルで活躍してきた自分達にピッタリだと思いそのまま使ったという説。

一番信憑性があるのが③ではないでしょうか?
しかし、なぜ本当のことを語らないのでしょうか?
解散直前にスティーブ・ルカサーが、本当はこのバンド名が好きじゃないと言っています「いつのまにかこの名前になってたんだ!便器メーカーと同じ名前だぜ!」と皮肉を言っていたそうです。

TOTOのメンバーも何となくつけたら、そのまま認知されてブランド化もされたので、そのまま使っていたのでしょう。
1つ分かったのは、TOTOの演奏はビシッとしてますが、普段はふざけた人達だということです。

備考

【TOTO】
北九州に本社を置く衛生陶器や住宅設備機器などを製造販売する会社で、ユニットバスやウォシュレットなどを意欲的に開発。(おしりだって洗ってほしいのCMは当時印象的でしたね)
1970年に「東洋陶器」から「TOTO」へ社名変更
資本金355億7900万円の世界的企業

サッカーのスポーツくじもTOTOでしたね!

日本人を妻に持つ海外アーティスト

先日プロディジーのボーカル「キース・フリント」が亡くなりました、死因は妻との離婚話しが原因での自殺のようです。
調べてみたら、キース・フリントの奥さんって日本人だったんですね、知りませんでした。

 

あの狂人っぽい人との結婚生活ってどんな感じなんでしょうね?想像がつきません…一説によるとステージ以外はおとなしい人だと言われています。

 

 

ちょっと気になったので海外アーティストと結婚した日本人を調べてみました。
「オノ・ヨーコ」は皆さんご存知で有名ですが、他にもたくさんいましたのでご紹介します。

 

オノ・ヨーコさんは長くなるのでこちらからどうぞ!

 

 

 

マーティン・フリードマン&奥田日和
アメリカ人ギタリストで元メガデス、日本が好きで移住して出会ったそうです。

 

 

 


アート・ブレイキー
大物ジャズドラマーで有名ですが、親日家でかつての妻の1人は日本人でした。

 

 

 

ポール・ロジャース&野添真智
「バッドカンパニー」「フリー」のボーカル「ブライアン・メイ」とも組んでましたね!野添さんの家族は芸能一家で姉はプロデューサーや女優がいます。

 

 

 


ポール・ギルバート
MR.BIGのギター、親日家として知られているのも妻が日本人だから?結婚式も日本で挙げたそうです。

 

 

 


フィリップ・ルイス
「LA・GUNS」脱退したり復帰したり、現在はどうなんでしょうか?
単独で日本に来てライブをやったりしているようです。アジア人が好きと言う噂も…

 

 

 

ブルーイ
「インコグニート」のリーダー、よく日本へ公演に来るのは奥さんが日本人のおかげでしょうか?日本でアーティストを集めてチャリティーライブをやってましたね。

 

 

 

ボビー・コールドウェル
ごめんなさい、はっきりとした情報がつかめていません。妻は日本人で双子の子供がいる?

 

 

 

イギー・ポップ&浅野スチ
過激なパフォーマンス、映画「トレインスポッティング」のテーマソングを歌っていたイギー・ポップさんの2番目の妻は日本人です

 

番外編

リー・リトナー&杏里

2000年にリリースしたアルバムで歌手とプロデューサーとして知り合い、2005年に婚約しましたが、2008年に婚約解消しました、解消の理由は、婚約からなかなか結婚に至らないリトナーに嫌気が刺したようです

 

 

調べると、ハリウッド俳優やスポーツ選手・クラシックの世界にも日本人と結婚した方が多いです、音楽が好きで憧れのミュージシャンと結婚できたら羨ましいですね!