月別アーカイブ: 2021年12月

年の瀬1980~1999までのBillboardシングルチャート振り返り

早いもので2021年もあとわずか・・・
飲食業界に長くいますが、こんなにお店を閉めてたことはありませんでした

 

どの業界にも少なからずの影響はあったでしょう、コロナで生活環境が変わった方も多いですね

 

2020年2021年、時間が止まったかのような2年間でした、振り返りついでに80年
~90年代までのBillboardチャートを振り返ってみます

 

年間シングルチャートのN0.1だけを見てみましょう!

 

・1980年 Call Me / Blondie

デボラ・ハリーきれいですね!映画「アメリカン・ジゴロ」の主題歌でもありました

 

 

・1981年 Kim Carnes / Bette Davis Eyes

アメリカの大女優「ベティ・デイヴィス」がモデルになった曲、オリジナルは1974年でキム・カーンズのカバーになります

 

 

・1982年 Olivia Newton-John / Physical

清楚なイメージのオリビアが大胆にイメチェン!当時ファンはザワついていましたね!

 

 

・1983年 The Police / Every Breath You Take

ストーカソングとして有名ですね、このMVでスティング=ウッドベースの印象が付いた人も多いはず

 

 

・1984年 Prince & The revolution / When Doves Cry

映画「パープル・レイン」からの第一弾シングルカット、他にも「レッツ ゴー クレイジー」などもヒットしましたね!

 

 

・1985年 Wham! / Careless Whisper

全世界で約600万枚のセールを記録!日本では西城秀樹がカバー、邦題は「抱きしめてジルバ」・・・

 

 

・1986年 Dionne & Friends / That’s What Friend Are For

原曲はロッド・スチュワート、米国エイズ研究財団へのチャリティーソングとして「ディオンヌ・ワーウィック」&「グラディス・ナイト、エルトン・ジョン、スティービー・ワンダー」が集まりカバーし300万ドル以上の収益を上げました

 

 

・1987年 The Bangles / Walk Like an Egyptian

「マニック・マンデー」に続くヒット曲、フェリーの上を歩く人がエジプト人の様に見えたことがこの曲の発想だそうです、知らんけど・・・

 

 

・1988年 George Michael / Faith

「ジョージ・マイケル」のソロアルバムからの第二弾シングルカット、ジョージマイケルはソロでもヒット曲が多いですね!

 

 

・1889年 Chicago / Look Away

「Chicago 19」からのシングルカット曲、「ピーター・セテラ」脱退後で「デヴィッド・フォスター」の代わりに「ハート」「スターシップ」のプロデューサーが制作に参加しています

 

80年代で最もヒットしたシングルは

1.Olivia Newton-John / Physical 1位10週

2.Kim Carnes / Bette Davis Eyes 1位9週

3.Diana Ross & Lionel Richie / Endless Love 1位9週

1位はフィジカルなんですね、フィットネスブームとオリビアのレオタード姿が効いたのでしょうか?

 

では90年代いってみましょう!

・1990年 Wilson Phillips / Hold On

「ビーチボーイズ」「ママス&パパス」の血を引くサラブレッドの3人からなるグループで、デビュー曲がいきなりNo.1と大ヒット!今聞いてもコーラスが綺麗!

 

 

・1991年 Bryan Adams / (Everything I do) IDo It For You

映画「ロビンフッド」のサントラにも使われていた曲、ブライアンの最大のヒット曲です

 

 

・1992年 Boyz Ⅱ Men / End of The Road

当時13週連続No.1の記録を達成!グラミーも2部門受賞と大ヒットした曲、「ベビー・フェイス」の快進撃が始まります

 

 

・1993年 Whitney Houston / I Will Always Love You

ホイットニー主演の映画「ボディガード」の主題歌として有名ですが、この曲カントリーのオリジナルがあるんですね

Dolly Parton

 

 

・1994年 Ace of Base / The Sign

いつの時代も北欧勢の活躍があります、スウェーデンポップの良い意味で独特なスカスカな音、好きです

 

 

・1995年 Coolio ft L.V / Gangsta’s Paradise

スティービーの「Pastime Paradise」をサンプリングしたこの曲、この頃からHip Hop勢力が強まります

 

 

・1996年 Los Del Rio / Macarena

なぜか世界的に大ヒットしたスペインのラテン音楽、マカレナダンスも流行りましたね!

 

 

・1997年 Elton John / Candle in the Wind

その年に事故死したダイアナ妃に捧げた曲として有名です、最も売れたシングルとしてギネスに登録されています

 

 

・1998年 Next / Too Close

ネクストのデビューアルバムからの一曲ですね、「カーティス・ブロウ」の「クリスマス・ラッピン」をサンプリングしてます

 

 

・1999年 Cher / Believe

歌姫と聞いて色々なアーテイストを思い浮かべます、この人もその中の一人、マドンナもガガもこのDNAを引き継いでるんだな

1960年代から活躍する彼女、90年代最後に最新の技術でリリースしたこのエフェクトは「シェール・エフェクト」と名付けられました

2014年のライブから、1946年生まれなので当時68歳!うちでも色々と話題になっているMVなんです・・

 

 

90年代最大のヒットといえば、すでに人気絶頂だったマライヤとボーイズⅡメンのコラボ曲「ワン・スイート・デイ」でしょう、初登場連続16週1位の大記録は2019年の「リズ・ナス・X」の「オールド・タウンロード」の登場まで破られることなく、ビルボード史上歴代最長記録でした

1.Mariah Carey & Boyz II Men / One Sweet Day 1位16週

 

2.Los Del Rio / Macarena 1位14週

 

3.Boyz Ⅱ Men / I’ll Make Love To You 1位14週

 

20年のヒット曲ざっと見てきました、年を追うごとに時の経つのが早く感じます・・・
また気が付くと10年くらいの時間が過ぎていくんですかね、怖いわ!

本年もご来店いただき誠にありがとうございました
2022年も変わらぬご愛顧いただきますよう、宜しくお願い致します

皆様良いお年を!

 

 






 

 

「シルクソニック」古式ゆかしき最新の70’s!

ことの始まりは2017年、アンダーソン・パークがブルーノ・マーズのヨーロッパツアーのオープニングアクトを務めたことがきっかけ

 

翌年2018年「ナイル・ロジャース&シック」のアルバム制作現場のセッションで意気投合、シルクソニックの結成に繋がります

 

そして2021年「シルク・ソニック」の始動がアナウンスされ、3月に「Leave The Door Open」が先行シングルとして発表されると、瞬く間に世界中で注目されました

 

この「Leave The Door Open」凄くいい!
70’sのスウィートなフィリーソウルを継承したこの世界観、好きです!

 

シングルリリース間もなく行われたグラミー賞でのパフォーマンスも最高でした!

こちらは「iHeartRadio Music Award」でのパフォーマンス、アンダーソン・パークが魅せます!

 

【Leave the Door Open】

 

ブルーノが80’sのブラコン感漂う「24K Magic」をリリースした時、黒人の血が流れていないことを理由に「文化の盗用」とバッシングを受けました

 

(ブルーノはプエルトリカンの父とフィリピン系の母の間に生まれたハワイアン、アンダーソンの母は黒人と韓国のミックス、クォーターで韓国の血が入っています、パークが朴なのはファンの間では有名なようです)

 

しかし、この2人が生み出す音楽は、古き良きソウルと真剣に向き合った愛を感じます、こんなにストレートに70’sを表現できたのは、2人とも古き良きソウルが本当に好きなんでしょうね

 

 

この「シルク・ソニック」の名は、我が尊敬するブーツィー・コリンズ大先生が名付け親のようです、その昔「ケネス・エドモンズ」という若者に「お前童顔だな!」と言い放ち「ベビーフェイス」が誕生しました

(俺もブーツィーにあだ名をつけてもらいたい…)

 

ブーツィーは現在自身の音楽活動はやめて、裏方のプロデュース業や新人育成に力を注いでいます

 

ブーツィーの他にも強力なサポーターがいて、プロデュースはブルーノと「Dマイル」この人は「H.E.R」のプロデュースでグラミー賞の最優秀楽曲賞を受賞している脂の乗っている方です

 

そして朴さんの所属するレーベル「アフターマス」は大御所「Dr.ドレー」が率いる老舗レーベル、相談役としてアドバイスを頂いたと言われています

 

完全なバックアップ体制の元、70’sらしく生演奏一発録りのこだわったアルバム作りは一聴の価値ありです!

 

最近の音楽はよく分からん、おもんない!
何て言っているそこのおじさん、ブラコン好きなら一回聞いてみて!

 

シルクソニックはスウィートだけじゃない「Fly As Me」

 

 

唯一無二のブーツィーの声が印象的「After Last Night」

 

 

「Smokin’ On the Window」

 

 

リズムギターがカッコいい!ブルーノ単独プロデュースの「777」

 

全9曲収録のアルバム、全部いいです!