ギブソンの行方
2018年5月「ギブソン倒産」ギター小僧達を騒がすニュースが飛び込んできました!
もう音楽にギターはいらなくなった、ロックがヒップホップに負けた、とかお客さんも色々言ってました
負債約550億、実際にはギブソンの破綻の大きな原因はギターなど楽器製造以外の音響機器会社のM&Aによるものらしいです
まずはざっとギブソンの歴史から
このブログを見ている人は詳しい方が多いでしょうし、長くなりそうなのでサクッといいます!
創業1894年 「オーヴェル・ヘンリー・ギブソン」がミシガン州カラマズーでマンドリン製作を始める
本社・米国テネシー州ナッシュビル
1952年、フェンダー社の「ストラトキャスター」と共に有名な、「レスポールモデル」をレス・ポールと共同で設計、1950年代後半には「エクスプローラー」「フライングV」など革新的なデザインのシリーズも発表
有名ギタリスト達がレスポールやSGを愛用しギブソンは強い支持を得ます
その後パナマの複合企業や他の企業に買収されたり、2012年にはオンキョーが第二位の大株主になり資本提携しているティアックを子会社化し、フィリップスの音響部門の買収など楽器製造以外にも手を広げ負債を抱えていきます
2017年にはギターの販売台数低下のため、人員削除と安価なギターの生産拡大に迫られます、そして債務の返却ができなくなり破産を申請する事になったのです
現在は既存の債権者から1億3500万ドルの提供と共に投資ファンド会社KKRの傘下に入り、債務再編として収益性の高い楽器製造部門だけを残し、元リーバイスのブランド責任者「ジェームズ・カーレイ」をCEOに向かい入れ立て直しを図っています
ジェームズ・カーレイはローリング・ストーン誌のインタビューでその意気込みを語っています
僕は若い頃から音楽に親しみバンド活動をしていた時代もありギブソンに関われたのはとても光栄です、これからのギブソンのヴィジョンは、古き良き物を守って行く「オリジナル・コレクション」と共に、新しい提案「モダン・コレクション」の2種のラインナップをバランスよく組み合わせ、将来的にもたくさんの人に愛されるギターブランドに育てていくと言っています
ギター愛の強いジェームズならリーバイス時代に磨いた手腕で歴史あるブランドを生き返らせることでしょう
100年後もレスポールを弾く若者がいますように…
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